テーラー
職務の概要：布が何層にもなっているコートやフォーマルな式典などに着るジャケットのような複雑なもの、重量のある生地を使用しているもの、サイズ変更の個所など、それぞれのアイテムの問題を仕立て直します。ジャケットやコートのアームホールに袖を取り付ける際に、肩と袖の布地がきちんと合うようにし、ギャザーやタック、しわが寄らないようにします。最終的な仕上がりを完璧なものにするために、ジャケットの襟元、前立て、裾のきわなどの生地の合わせ方を調整しつつ、テープやしつけで仮止めします。テープでとめる位置は、ラインがゆがまないように気を付け、適切なゆとりを取ります。または、コートの端をロックカッターで切り落としながら縫います。アイテムの修正時：元の衣類の形を崩すことなく、コートやジャケットを修理します。同等な素材の裏地や芯地を直したり、裏地を全部取り替えたりもします。
おもてなしを重視した優れたカスタマーサービスを提供します。お客様の助けとなり、友好的な方法で積極的にコミュニケーションをとります。お客様に賛同し、笑顔で視線を合わせます。問題を特定、検証、解決するために話を伺います。商品やサービスの品質に対する満足度をチェックします。問題に対し迅速に対応します。問題が発生した場合にはマネージャーや適切な連絡窓口へ指導を仰ぎ連絡します。
必要なスキルと知識：裏地のついた衣類を縫うことは、パーツを縫い合わせて新しい服を作るよりも高度な技術が必要です。形、パッド、生地の重さを考慮する必要があります。
責任： 修理依頼されたアイテムの仕上がりまでにかかる過程では、判断力、精密さ、考慮を必要とします。個々の依頼に応えるために、必要な判断と修正の仕方を、それぞれのアイテムのもっている特徴である、仕立ての構造、サイズ変更の箇所や方法、重量のある素材によって、それぞれ決めていきます。
肉体的労働：重くかさばるアイテムを修理することは、非常に大変な作業となります。ミシンで縫う作業は、アイテムを抑えたり、支えたりするため、長時間座った姿勢で、腕、手、指を酷使しなければなりません。一人で45パウンド（20.5キログラム）のモノを持ち上げたり、移動させたり、45パウンド（20.5キログラム）以上のモノを誰かと持ち上げたり、移動させたりします。
作業環境： 明かるく換気の効いた屋内作業です。ミシンの使用時は音がうるさく感じられる場合があります。
